MRI検査
MRI検査は、円筒状の装置内に入っていただき、強力な磁石と特殊な電波を用いて、体内の情報を画像化する検査です。検査中は大きな音がしますが、特に痛みのない検査です。
市立甲府病院では、AI技術を搭載した最新型3.0TMRI装置を導入しました。
画質の向上・検査時間の短縮が実現されております。
【特徴】
利点
- 放射線を用いないため放射線被ばくはありません
- 造影剤を使用せずに血管を描出することができます。
- 他の画像検査ではわかりにくい病変が、MRIでわかる場合もあります。
欠点
- 検査時間が長く、1検査あたり20分~60分程度かかります。
- 検査中は、工事現場のような大きな音が鳴り続けます。
- CT検査と比較して、空気がある部分や動いている部分(肺や腸管)の場合は、きれいに撮影することができないため、あまり検査の対象とはなりません。
【注意事項】
磁石の中に入り検査を行うため、金属類等は検査に支障をきたす場合があります。
以下の項目はMRI検査が行えない場合があります。検査前に、主治医または検査スタッフに必ず申し出てください。
また、実際に検査を受ける際には、問診票をお渡ししますので、記入をお願いします。
そのほかご心配なことがありましたら、検査前にスタッフにお知らせください。
検査を受けることができない場合
- 心臓ペースメーカーや刺激電極を身に付けている方
- 人工内耳を埋め込んでいる方
- 体内に手術等で脳動脈クリッピングや人工関節などの金属を埋め込まれている方
- 閉所恐怖症の方
- 妊娠または妊娠の可能性のある方
衣類、所持品等について
MRI装置は強力な磁石ですので、金属を持ち込むと装置に引き寄せられ大変危険です。
診察券・クレジットカードなどの磁気カードは情報が消失する恐れがあります。
検査室入室時に所持品、体の中の金属等を確認させていただきます。
検査前にはロッカーにて検査着にお着替えをしていただく場合があります。
検査室に持ち込むことができないもの
- 金属類等
- 指輪、ネックレス、ピアス、鍵、ヘアピン等
- メガネ、コルセット、エレキバン、貼り薬等、入れ歯等
- 義手、義足、取り外し可能な装具
- カイロ、腕時計、携帯電話 等
- 診察券、クレジットカード、キャッシュカード等の磁気カード類
- 金属類のついた衣類・その他
- 保温用肌着、カラーコンタクト、マスカラ、
- 入れ墨
【MRIの造影剤について】
体内の血管や腫瘍の大きさなどを詳しく知るために造影剤を使用する場合があります。
検査直前、または検査中に腕の静脈から造影剤を注入します。CTの造影剤のように全身が熱くなることはありませんが、以下の方は造影剤を使えない場合がありますので事前に担当医師、担当スタッフへお申し出ください。
- 喘息の方
- アレルギー体質の方
- 以前に造影剤を使用して気分不快などの症状等があった方
- 授乳中の方
検査当日の食事について
検査部位及び造影剤有無によって制限が異なります。検査予約時の指示でお願いします。
*MRI検査でご不明な点は主治医、担当スタッフにご確認ください