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一般撮影検査室

一般撮影検査室では、様々な専用の装置を用いて検査を行っています。

 

一般撮影検査

レントゲン写真として広く知られているもので、放射線の中のX線というものを使用して写真を撮影します。

X線を発生する機械を使用して、頭部、胸部、腹部、四肢、脊椎などの写真を撮影します。

撮影の目的は肺の状態や心臓の大きさ、結石の有無、骨折など幅広く、医師から診断をする為に必要となる写真の依頼を受け、最善の写真を撮影し提供しています。

その際、洋服や下着についているプラスチックボタンや金具の装飾、シップやエレキバンなどは写真に写りこんでしまいますので全て外していただきます。

撮影室内は、立位が困難な患者様には椅子に腰かけたまま行う座位撮影や、ベッドに寝たまま行う臥位撮影など患者様の負担が少しでも軽減できるように配慮された設計になっています。

歯科撮影検査

主に歯科口腔外科からの依頼でパノラマ撮影や顎関節の断層撮影、頭部の規格撮影などを行っています。
また、撮影機器が昇降するので、車いすに乗ったままでの撮影も可能になっています。

【パノラマ撮影】
上下の歯全てとその周囲にあるものを1枚の写真に写し出すことで、歯や下顎の骨、副鼻腔の状態を観察します。

【頭部規格撮影】
上下顎の大きさとズレ、顎の形を写し出すことで口元のバランスを評価します。撮影は顔を正面にしたものと、横を向いたものの2回行います。

各検査、首より上にあるアクセサリーや補聴器、入れ歯を外していただきます。また髪を後ろで結んでいる場合は解いていただくこともあります。

下肢全長撮影

全下肢(骨盤~足首)などの広範囲を1枚の写真にする長尺撮影という検査を行っています。長尺撮影は自然な状態で骨の位置関係が正常であるかを調べる計測を目的とした撮影です。
下肢の場合、足首まで撮影する都合上、踏み台をのぼって撮影台に乗っていただく場合があります。

 

骨密度検査

骨粗しょう症とは、骨が弱くなり、骨折の危険が高まる骨の病気です。当院の装置は骨折リスクの高い腰椎、大腿骨などの検査に対応した装置です。検査はベッドの上に仰向けに寝て行い、5分程度で終わります。X線による被ばくも胸部X線撮影の約6分の1という低線量で安心です。

 

X線透視検査室

当院では2台のX線透視装置が稼働しています。それぞれ検査目的によって使い分けています。

 

代表的な検査

【脱臼整復】
X線を使用し、リアルタイムで骨の位置を確認しながら骨を元の位置に戻します。

【胃部・十二指腸透視】
バリウムという造影剤を飲んでいただき、患者様の体の向きを変えながらX線を使用して写真を撮る ことで胃の形態や癌、潰瘍、ポリープなどの病変を調べます。

【ERCP(内視鏡的逆行性胆菅膵管造影)】
X線を使用して体の中を透かして見ながらカテーテルを十二指腸乳頭部まで挿入し、造影剤を胆管や膵 管に直接注入して写真を撮る検査です。

【その他】
全脊椎(頸椎~腰椎まで)や全下肢(骨盤~足首)の広範囲を撮影する長尺撮影という検査もおこなっています。
脊椎の長尺撮影では、側弯症の診断と側弯の程度を計測するのが主な目的になります。