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循環器業務

心臓カテーテル検査業務

 

心臓カテーテル検査は、血管を通して心臓に特殊な細いプラスッチックの管(カテーテル)を挿入し、心臓の血管や血流の状態、心臓の動きなどを調べる検査です。

当院では、毎週火曜日の午後と水曜日の1日、また救急で病院に搬送され必要と判断された場合に心臓カテーテル検査を行っています。心臓カテーテル業務は、医師、看護師、診療放射線技師、臨床工学技士の多職種が一丸となってチーム医療を行っています。

その中で臨床工学技士は、医師の指示のもと心電図・心内圧・酸素飽和度などのモニタリングや記録、解析を行い、心臓の機能評価に必要なデータを提供します。

また、心臓の血管の治療が必要となった場合には、血管内を超音波で見る装置(血管内超音波装置:IVUS)や緊急的に心臓を補助する装置(経皮的補助循環装置:IABP)などの操作を行います。

心臓内の電気活動の検査(電気生理学的検査:EPS)では、その検査で必要な心臓を電気刺激する装置(スティムレータ)などの操作を行います。

 

 

ペースメーカ外来業務

ペースメーカとは心臓の鼓動が途切れたり、一定以上の間隔を超えてしまったりすると、それを察知して電気刺激を心臓に送り、鼓動が遅くならないようにする医療機器です。

ペースメーカを植え込む際や電池交換の際に立ち会い、医師の指示のもと専用の機械(アナライザもしくはプログラマ)を使ってペースメーカのチェックや設定を行います。

植え込み後は、ペースメーカが適切に作動していることや電池の残量などの確認が必要となります。植え込み後1週間(または退院時)、1か月後、その後は状況に応じますがほとんどの方は半年毎にペースメーカのチェックを行います。

循環器医師と共にペースメーカ外来を行い、プログラマを使用してペースメーカの作動状況や電池残量の確認、最適な動作の設定や、ペースメーカ手帳やカルテなどへの記録を行います。

現在170名程のペースメーカ植え込み患者様と、少数ではありますがICD(植込み型除細動器)やCRTD(両室ペーシング機能付き植込み型除細動器)といったデバイスを植え込まれている患者様も外来でフォローアップをしています。

また、電気メスを使用するなどのペースメーカに影響のある手術や治療を行う際は、チェックや設定の変更を行います。
 


ペースメーカ植え込み時チェック

ペースメーカ外来