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関節の新しい治療 「 PFC-FD 療法 」

PFC-FD療法とは?

 PFC-FDとは、患者さんご本人の血液を採血させて頂いた上で、PRP(多血小板血漿)を活性化、無細胞化し、濃縮したものをさらにフリーズドライ化したものです。
 血小板は血管が損傷したとき損傷した場所に集まって止血をする働きがあります。その際、多量の成長因子を放出します。この成長因子には組織修復のプロセスを開始する働きがあります。血小板の放出する成長因子を使って、治りにくい組織の修復を促したり、早く組織修復を促す方法がPFC-FD療法になります。PFC-FDには組織修復を促す働きはありますが、どのような組織を作るかについて指示する働きはありません。

 

どんな人に向けた治療法?

 次の様な方々に効果があります。
● 変形性膝関節症でお悩みの方  ● 関節炎と診断され、さまざまな治療法を試されている方
● 手術に抵抗感がある方  ● 階段の上り下りで、ひざに負担がかかる方 ● スポーツで関節を痛めた方
● ひざに違和感があるが、これまで同じ治療法を続けても効果の得られなかった方

 

高齢者でも大丈夫でしょうか?

 患者ご本人の血液をもとに血小板から抽出した成分を活性化、無細胞化し、濃縮したものをさらにフリーズドライ化したものを患部に戻す、手術を行わない注射による治療法なので、高齢者の患者さんも安心して受けることが可能です。

 

関節以外にも治療できますか?

 アキレス腱など、筋肉や腱の症状にも適応となることもあります。当院担当医にのご相談頂ければと思います。

 

副作用はありますか?

 患者ご本人の血液をもとに血小板から抽出した成分を患部に注入するもので、重い副作用は無いと考えられています。
 患者さんによっては、注射による一般的な副作用(痛み、赤み、腫れなど)が起こる可能性はあります。

 

健康保険は適用しますか?

 現時点では自由診療(保険証が使えない)での治療を行っています。保険適用外のため、料金は医師・病院スタッフにご確認ください。

 

費用は?

 自由診療(保険証が使えない)となります。
 初回(1回目)は、170,000円(税別)
(再生医療センターが行う感染症検査結果が、感染症「陽性」と判断された場合は、その時点で加工は中断されます。中断された場合は、費用として20,000円(税込)の請求が生じます。)
 2回目を希望される場合の費用については、担当医にご相談ください。

 

PFC-FD療法(治療)の流れは? どんな風に治療するんですか?

PFC-FD療法(治療)の流れ