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化学療法(外来通院治療室)

抗がん剤の進歩や支持療法(副作用に対する薬物治療など)の進歩により外来での抗がん剤治療(化学療法)が可能となりました。
当院では平成16年5月に抗がん剤治療を受ける患者様のみを利用対象とした外来通院治療室を開設、日常生活を営みながら治療を受けることを可能とし、患者様のQOLの改善や医療費削減に貢献してきました。より快適にそしてより安心して治療が受けられるように、日当たりの良い静かな部屋にベッド数を10床(テレビ付きベッド8床、リクライニングチェアー2台)配置しております。
安全性にも力を注いでおり、抗がん剤を安全に清潔に正確に調製するための専門の調整室が設置されており専任薬剤師が安全キャビネット下に抗がん剤調製を行っております。治療中は、がん化学療法看護認定看護師を含めた専任の看護師が点滴の管理や症状観察を行い医療安全に十二分に留意しています。
月1回化学療法部会が抗がん剤治療に携わる医師、看護師、薬剤師により開催され、新規抗がん剤レジメンの検討および承認、各種マニュアルの整備、外来化学療法室運営上起こる様々な問題点への対処を論議しています。
入院での抗がん剤治療も、外来通院治療室および化学療法部会が統括し安全に行っています。
外来通院治療室の延べ利用者数は、平成25年度で延べ3,259人であり、毎年増加しています。